一つの製品がどのように作られていくのか段階写真を撮ったのでアップします。
動画の方が分かりやすいかもしれませんが、今回は画像で。
知らない人が見て少しでも工程が分かってくれたらと思います。
では製作スタート!
①材料入荷
H鋼・・・これは梁の本体になる部材です。
切板・・・ガセットやリブなど、つなぎ材や補強材になります。
②切断・孔明け
製品の全長に切断します。
次に穴明けです。
ジョイントと言いまして、梁と柱をつなぐ為のボルト孔になります。
③組立
本体材料の加工が終わり、切り板もそろっているので、ここから組立に入ります。
まずは図面をよく見てどこに何が付くのか確認です。
現地に搬入して間違った板を取り付けていたら大変ですから。
そして図面に記載されている取り付け寸法と板番号をけがいていきます。
こんな感じでケガキます。
ケガキに合わせて板を並べます。
仮付けしていきます。
だんだん形になってきました。
画像は溶接にて歪みが出るカ所を前もって裏焼き(逆に反らす)しているところです。
これをすれば溶接完了時に板がまっすぐになってくれます。
④溶接
そして溶接です。
組立にて仮付けしていた製品を本溶接していきます。
どんどんしていきます。
なんか鉄工所のイメージ画像見たいです。
⑤仕上げ
製作時に気を付けていても傷が付くことがあります。
溶接時にはスパッタが飛びます。
それらを修正したり取り除くことによって塗装の仕上がり、メッキの仕上がりが良くなります。
エアーツール、スクレーパーやスチールたわし等を使用し除去していきます。
狭いところも念入りに。
時にはビードの補修。
丁寧に仕上げることによって綺麗になりました。
⑥出荷
こちらの製品はメッキになるため塗装はしませんでしたが、錆止め塗装がある場合は指定の塗装を行い出荷となります。
以上の工程を経て製品は出来上がります。
見えたくなる製品でもこのような工程を経て製作されています。
完成途中の建築鉄骨をに見かけたらこれを思い出してくださいね。